虫歯の治療
虫歯の前兆
1、歯の表面の溝が黒くなる、
欠けてきたり穴が開いてしまう
2、水や甘いものがしみる
3、時々痛む
4、舌で触ると引っかかる感じがする
5、食べ物が同じ場所に引っかかる
上記のような症状がある場合はお早めにご来院ください。
軽度の虫歯治療
初期の虫歯に対しては、いきなり削るのではなくまずはブラッシング指導やフッ素塗布などを行い、定期的に経過を観察します。
小さな穴が開いてしまった虫歯には、虫歯を削ったところに、樹脂製の白い詰め物を詰めるCR治療を行います。CR治療は一日で終わります。虫歯の場所によっては、麻酔を打ってからの治療が必要になる場合があります。虫歯が大きい場合には使用できないこともあります。
保険外でのCR治療も行っており、よりきれいに治療をすることが可能です。
中程度の虫歯治療
歯の痛みが出たり、自覚症状が出た時は中程度まで進んでいる場合が多くあります。
虫歯が少し大きい場合には、麻酔を打った後に削って型どりをし、当日は仮の蓋をします。
次回来院時に銀歯をつけていく治療となり、最低でも2回の通院が必要となります。
虫歯が神経に達した場合の治療
歯髄と呼ばれる神経が炎症を起こしていたり、腐敗している場合は、歯髄を取り除く治療を行います(根管治療)。
根の治療は、根管内がきれいになるまで数回繰り返します。(週に一回程度)歯髄を取り去って残った根管と呼ばれる箇所をにお薬を詰め、土台を立てた後にクラウンと呼ばれるかぶせものをして治療します。
当院では、デジタルマイクロスコープを導入しています。虫歯の治療前後の歯の状態など、写真や動画で撮影することができます。根の治療を行う際にも根管内も拡大して見ることができ、説明時には大きな画面で患者様にも分かりやすく、より精密な治療をすることが可能になりました。口腔内カメラと、顕微鏡の機能を兼ね備えたデジタルマイクロスコープで、診療の幅も広がり、より安心して治療を受けていただくことができます。
保険治療でのかぶせものの種類には、白いプラスチックの歯と、金属の二種類があります。
白いプラスチックの歯(CAD/CAM冠)は、上下の前歯部、4・5番目の歯、上下6番目の歯(上下左右の7番目の歯がすべて残っていることが条件)
に使用することが可能です。
かぶせものは種類によって、メリットやデメリットもありますので治療の際に詳しくご説明をさせていただきます。
保険外の審美性の高いかぶせものをかぶせることも可能です。
治療した歯と歯の間がない場合は、両隣の歯を削り、橋渡しをしたような形態のブリッジを入れていきます。
奥歯は銀歯となり、前歯は表側がプラスチック素材で裏側は金属の素材になります。
歯がない本数が多い場合は、部分入れ歯などになる場合もあります。
重度の虫歯治療
重度の虫歯の場合は、抜歯となります。この場合、虫歯になっている歯だけでなく、歯茎などを含めて総合的な治療が必要になります。
抜歯の前に、今後必要になる治療に関してご説明をし、治療方針を決めてから抜歯をします。
抜歯の後は、ブリッジや部分入れ歯、保険外のインプラント治療などを行っていきます。
唾液検査をしてみませんか?
・歯磨きをしっかりしているはずなのに虫歯ができてしまう
・今の自分の歯磨きの方法や使っている道具は合っているのかな?
・お口の中にトラブルが起きていないか心配
など、お口の悩みを抱えている方に、唾液検査をお勧めしています。
虫歯や歯周病などのお口の病気の原因は、ブラッシング不足だけが原因ではありません。
元々持っている歯の質や、唾液の質、食事や間食の仕方、飲食後の過ごし方など、様々な要因が虫歯や歯周病に大きく関係しています。
お口の中の病気になりやすいリスクは一人ひとり違います。そのリスクを唾液検査を行うことで、ご自宅でのケアの方法の見直しや、今後気を付けていくことを知り、治療や定期検診に役立てていくことが可能です。
唾液検査の方法
検査前2時間は飲食や歯磨きなどができませんので、検査を希望される場合は事前にスタッフにご相談ください。
唾液検査の検査方法・注意事項について詳しくご説明いたします。自費診療となりますので、保険診療と同日の検査は行えませんのでご了承ください。