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口腔機能検査を受けてみませんか?ーオーラルフレイルー

みなさんは「オーラルフレイル」という言葉を知っていますか?


最近はニュースや新聞などで「フレイル」という言葉を耳にしたり、目にしたりすることも増えてきているのではないでしょうか。
フレイルとは、わかりやすく言えば「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。
高齢者のフレイルは、生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があります。
しかしフレイルは、早く介入して対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性があります。


「フレイル」の中にはお口の状態をあらわす「オーラルフレイル」という言葉があります。
「オーラルフレイル」とは、口腔(オーラル)の虚弱(フレイル)を表す言葉で、おもに口まわりの筋力が衰えることにより、滑舌や食の機能が低下することです。
「フレイル」は口の機能の『健常な状態』と『機能低下』との間にある状態です。

最初は「滑舌が悪い」「お口が乾く」「やわらかいものばかり食べる」といった些細な衰えが、少しずつ積み重なっていくことで「咬む・飲み込む力の低下」「心身機能の低下」「筋力の低下」と全身の健康に大きく影響を与える恐れがあるのが「オーラルフレイル」です。

当院では、50歳以上の方を対象とし、オーラルフレイル対策の一つとして、口腔機能の検査を行っています(保険診療)。
「あまりお口の衰えを感じていないんだけどな…」という方も、検査をしてみると気付かなかった口腔機能の低下が見つかることがあります。

口腔機能の検査は、
・口腔内の清掃状態(舌のよごれ)
・口腔内の乾燥(お口の中の水分量)
・咬合力
・咀嚼機能
・舌口唇運動機能(舌や唇の動き)
・舌圧(舌の力)
・嚥下機能(モノを飲み込む力)
の7つの種類に分けられており、今のお口の状態に応じた検査を行い、口腔機能が低下している場合は、その機能を改善させるための治療や訓練をおこなっていきます。

口腔機能低下症の治療は保険診療です。
3カ月に一回、再検査をおこない、口腔機能の改善が見られるかを再度診断します。

今、特に気になる症状がなかったとしても、数カ月・数年先に今と同じようなお口の健康状態を保っていられるかどうかは分かりません。
症状がない方も、お口の機能を鍛える訓練を行うことは、フレイルの予防にもつながります。

まずは簡単な検査を受けてみて、お口の健康状態をチェックしてみませんか?

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